- リリース背景
四方を海に囲まれた日本には100以上の水族館があり、世界の水族館の1/4以上が集積する水族館大国と言われています。「水族館の2020年問題」として知られるように1990年代に建設された多くの施設が大規模改修期を迎えると同時に全国各地で新水族館のオープンが相次ぐなど、施設の開業に合わせた展示システムのリニューアル需要が高まっています。
「博物館」の一種に分類される「水族館」においてはハード・施設の刷新における話題作りに加え、ソフト面での体験・教育機能の強化も重視される一方、展示解説の充実と空間演出のトレードオフ、混泳展示の説明の困難さ、生き物の頻繁な入れ替えに伴う展示解説の更新、多様な顧客層(年齢、言語、関心・知識)にあわせた展示説明のあり方が共通の課題になっています。
このような課題に対応するかたちで、全てのゲストに大型タッチパネルやディスプレイでリアルタイムに種名・解説情報の提供が可能な「LINNÉ LENS Screen」と、個々人の知りたいにタイムリーに応えられるスマートフォンアプリ「 LINNÉ LENS」を開発し、施設向けの提供プランを開始いたしました。併せて、長引くコロナ禍で集客や施設運営に課題を抱える水族館・動物園を応援するフリープランもスタートいたします。
・サービスサイトはこちら
https://lens.linne.ai/partner/
・サービス紹介動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=n9qsSChQ53k
- サービス概要
LINNÉ LENSならびにLINNÉ LENS Screenは「専門家の目をすべての人に」をコンセプトに開発されたリアルタイムAI・AR展示システムです。独自開発のオンデバイスAI認識技術(特許取得済)で、高速で動く複数の生き物を瞬時に検知し、正確に分類します。100人以上の専門家と日々追加される大規模な教師データを検収し、認識精度の継続的な改善に取り組んでいます。
・LINNÉ LENS Screen
水中カメラなどのライブ映像を施設内に設置したエッジAIシステムでリアルタイムに解析し、種名や解説を大型タッチパネルに自動で表示できます。
・LINNÉ LENS
1万種以上の生き物を瞬時に認識。魚類、鳥類、哺乳類、昆虫、両生・爬虫類、貝類、甲殻類など幅広い生き物に対応し、日本の水族館・動物園の生き物の約9割をカバーしています。認識対象は順次拡張しています。
- ご導入施設でできること
1.LINNÉ LENSの施設内使い放題
位置情報をもとにゲストの方が施設内で無料・無制限で利用できます。GPSをオンにすると通常は1日10種までの認識が施設内では無制限になります。
2.LINNÉ LENS Screenの設置・導入
ライブ映像の解析・自動表示機能を備えた解説タッチパネルをご利用いただけます。withコロナ時代の展示手法として、種名と解説を自動表示するタッチレスのオートモードも搭載しています。
3.オリジナル解説
施設内だけで見られるオリジナル解説を掲載できます。いつも側にいる飼育員ならではのユニークな解説を掲載いただけます。
4.認識精度の最適化
施設別の展示種・展示環境に合わせて認識精度の最適化を行ないます。最適化後の認識精度は平均92%。未学習種の追加学習も可能です。
5.専用ツールで簡単更新
展示種・解説は専用の管理ツールで一元管理し、いつでも更新できます。更新はすぐに反映され、バルクアップロード機能により一括更新も可能です。
- 導入実績(一部抜粋)
これまでに国内10以上の施設でオフィシャルAI・ARガイドとして導入されており、海外施設での導入も決定しています。
- 料金プラン
フリー、スタンダード、プレミアムの3つのプランの提供を開始いたします。水族館・動物園・自然公園・博物館・関連施設等でご利用いただけます。
- 会社概要
会社名: Linne株式会社
代表者: 代表取締役共同経営者: 杉本謙一・ヤン ヒチャン
設立 : 2018年2月15日 (営業開始:2018年8月1日)
所在地: 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-13-18
事業 : 人工知能プログラムの研究開発ならびにリアルタイムAI/ARシステムの企画・開発
URL : https://linne.ai/
お問い合わせ先
・Linne 株式会社(担当:広報)
・メールアドレス:**@li***.ai