株式会社EBILAB(エビラボ/本社:三重県伊勢市/代表取締役:小田島 春樹/以下 EBILAB)は、バーチャル・リアリティヘッドセット「Oculus Quest2」のバーチャルワークスペースを活用し、リモートワークで発生する社内コミュニケーション上の課題の解決を図る“ニューノーマル時代の働き方”に関するメソッドを開発。自社業務への導入を通してビジネス利用の可能性を探る実証実験を、2021年11月1日~12月31日の期間で実施しています。

この度EBILABが開発したのは、会議や日常の雑談、レクリエーション等、企業活動で発生する多岐に渡るコミュニケーション領域にメタバース内のバーチャルワークスペースを活用する業務メソッドです。
新型コロナウイルス感染症の拡大による外出・出社自粛を契機として国内でリモートワークが急速に普及した一方、それによって顕在化した様々な課題が存在します。中でもオフィスに出社し対面で行っていたコミュニケーションが減少したことにより生じた課題の解決は、多くの企業にとって急務です。
EBILABでは、コロナ禍以前の2017年よりフルリモートワークを制度化し、いち早く“新しい働き方”に取り組んできました。そこで培ったノウハウとバーチャルワークスペースを組み合わせることで、リモートワークにおける社内コミュニケーション上の課題の解決に寄与できると考えました。

本メソッドの有効性の確認を目的として、2021年11月1日~12月31日の期間にわたり、当社の全社員(8名)を対象とした実証実験を実施。バーチャルワークスペース活用した業務メソッドの導入前後における各社員の業務への取り組みに関する変化を多角的に比較・検証する予定です。
なお、実証実験の結果、有効性を確認したあかつきには、本メソッドの導入・運用プランをサービスパッケージ化し、法人向けに販売することを目指しています。

EBILABは、現在提供しているリモートワーク支援サービスに加え、それらが普及した先にニューノーマル時代の“新しい働き方”が生まれることを見据えて、VRの活用をはじめとした業務課題解決・効率化のためのソリューションの開発・提供に取り組んでまいります。

メタバース内のバーチャルワークスペース活用した業務メソッドの開発背景

新型コロナウイルス感染症の拡大による外出・出社自粛を契機に、国内におけるリモートワークが急速に普及しました。
一方で、オフィスに出社して勤務していた際には日常的に行っていた「雑談や日常会話」「対面による会議やミーティング」「ランチや飲み会」「その他レクリエーション」等の対面によるコミュニケーションの機会が激減し、そのことが「業務の円滑な進行」「社員の共創による価値創造」「社員の心身の健康」といったことに少なからず悪影響を及ぼしている実情が顕在化してきています。

社員間コミュニケーションの減少によるメンタルヘルスの不調、ブレーンストーミングの様に対面で行った方が効果的とされているミーティングの減少による価値創造の非効率化、新卒・中途を問わず新入社員が上司・同僚と現実の場でほぼ会うことがないまま実務に入らなくてはならないことのストレス等、課題の例は枚挙にいとまがありません。

EBILABでは、コロナ禍以前の2017年よりフルリモートワークを制度化し、いち早く“新しい働き方”に取り組んできました。それ故にリモートワークの課題についても早くから認めており、それを補完するために、社員同士のコミュニケーション活性や親睦を深めることを目的とした社員旅行を定期的に実施してきました。
しかしながら、コロナ禍によりそうした補完手段も実施が難しくなったことから、バーチャルワークスペースの活用に着目。バーチャル・リアリティヘッドセット「Oculus Quest2」のバーチャルワークスペースを活用した業務メソッドの開発に取り組みました。

実証実験の細と今後の展開

フルリモートワークに取り組んでいるEBILABの全社員(8名)を対象に、業務ツールとしてバーチャル・リアリティヘッドセット「Oculus Quest2」を配布。リモートワークで生じる業務課題の解決にメタバース内のバーチャルワークスペースを活用することの有効性を検証する実証実験を、2021年11月1日~12月31日の期間にわたって実施しています。

バーチャルワークスペースを活用した「会議・ミーティング」「ランチ・飲み会などの親睦会」「ゲームによるレクリエーション」等の実施を通して、メタバース内でのコミュニケーションの活性化に取り組みます。

実証実験の模様は動画でもご覧いただけます。

実証実験の効果検証では、各社員の業務への取り組みに関して、業務メソッドの導入前後でどの様に変化したかを比較・検証予定です。アンケート調査法を用い、「社員間コミュニケーションの活性」「価値創造業務の成果向上・効率化」「会社組織に対するエンゲージメントの強化」といった項目について、実証実験の前後でスコアを比較し、バーチャルワークスペースの活用が業務にどの様な効果をもたらし得るのかを検証・考察します。
実証実験を通して有効性を確認したあかつきには、本メソッドの導入から運用までサポートするパッケージプランを商品化し、法人向けに販売することを目指しています。

なお、実証実験の開始を前に行ったプレ導入では参加者から下記の様な声が聞かれており、この度の実証実験を通して、バーチャルワークスペースの有効性がより具体的・客観的に証明されるのではないかと期待しています。

《プレ導入参加者の声》
□社長の声(小田島社長)
「弊社では新しい技術を積極的に取り込み、ゑびや大食堂やEBILABの発展に力を入れています。弊社がまず試すことで、より多くの方へお役立ちできるよう日々努力していきます。」

□社員の声
「指をさす、拍手をするといったジェスチャーや動作を、よりリアルに感じることができる。」
「他の場所を見ることができないので、会議に集中できる。」
「新しいテクノロジーを活用することで楽しくコミュニケーションが取れる。」
「システムやIOTデバイスの扱いは得意ではないが、問題なく使いこなすことができた。」
「アバターの容姿が本人に“似てる”“似てない”などちょっとしたことでも盛り上がり、コミュニケーションのきっかけになった。」
「アバターだと化粧をする手間が省ける。」
「メタバースにおける未来の店舗ビジネスや接客について、自身の体験に基づき議論することができた。」
「自分のパソコンとヘッドセットを接続することでメタバース内にパソコンの画面を表示できる機能(「Oculus Quest2」のバーチャルデスクトップ機能)を使うことで、バーチャル空間でも変わらずに仕事ができた。」

株式会社EBILABについて

「EBILAB」は三重・伊勢で100年を超える老舗食堂「ゑびや」の経営メソッドから生まれたサービス産業のためのシンクタンクです。
サービス産業のための飲食・小売り向け店舗分析ツール「TOUCH POINT BI」をはじめとした分析サービスの提供により、店舗のコンディションを可視化するデータを自動で収集・分析することで、効率的で収益性の高い店舗運営の実現をサポート。また、コロナ禍の新たな取り組みとして、飲食店における「混雑予報AI」、遠隔接客システムである「WEB来店」や空間や建物内の「3D構築」などの新規事業を立ち上げております。

 

会社概要

社名:株式会社EBILAB
本社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設立:2018年6月4日
資本金:6,000万円
TEL:0596-63-6364
FAX:0596-63-5222
事業内容:飲食店向けクラウドサービスの開発・販売・サポート
URL:https://ebilab.jp/

社名:有限会社ゑびや
本社:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町13
代表者:代表取締役 小田島 春樹
設立:1994年1月
資本金:500万円
TEL:0596-63-5135
営業時間:9:30~17:00
定休日:無休
事業内容:老舗店舗の運営・販売
URL:https://www.ise-ebiya.com/