東京で行われたEDIX教育展示会の参加者は、モスクワ政府のメガプロジェクトを高く評価し、モスクワの成果と日本の教育システムが今後超えてゆかなければならない新たな発展段階だと比較しました。

次の大きな国際教育イベントはモスクワで開催される第3回モスクワ国際フォーラム「City for Education」で、2019年8月29日から9月1日まで開催されます。これには80カ国以上からの革新的な教育プロジェクトが集まります。

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モスクワ市政府は、6月19日から21日まで東京で開催された日本最大の教育展示会EDIX Tokyo 2019で、モスクワでの教育改革に関する3つの主要なイノベーションメガプロジェクトを発表しました。
日本の教育関係者は、メガプロジェクト「モスクワEスクール」(「MESH」)、「プレプロフェッショナルクラス」、および「VR知識診断」を高く評価し、モスクワは教育変革への先進的かつ統合的アプローチを示したと述べました。
「日本ではMESHのようなものは見たことがない。これは巨大な教育プロジェクトです。私はこの分野でのモスクワ政府の功績を嬉しく思います」会社E.N. International Incのマネージャー、シタラ・リュウイチ氏は感想を述べました。

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東京への実務訪問の枠組みの中で、モスクワ政府の代表団は、都市間の関係を発展させ、経験を交換し、世界の学校教育の現在の傾向について議論するために、東京教育部の代表と都庁で会合を行いました。この会合では、東京都の代表者達は東京の教育政策、この政策を実行する過程で実際に直面する問題について話しました。深刻な問題の1つは、国立の教育機関を含めての教師不足です。モスクワ代表団は、1990年以降の期間に起こったロシアでの同様の状況を振り返り、この問題の解決の経験について話しました。日本側は、教員の資格取得やステップアップおよび他の問題の解決における成果を共有しました。また会合中、モスクワ側は、日本側をモスクワ国際フォーラム「City for Education」ならびに第4回メガシティ国際オリンピックに招待しました。東京都の代表者はこれに大きな関心を示しました。
さらに、モスクワ代表団は東京、日比谷の中学校を訪問し、そこで生徒たちは英語の授業での成果を発表しました。学校の代表は、 学校が教育過程で自らに課している学校での教育方針、その必須および優先分野、目標について話しました。モスクワ代表団は、日比谷の中学校とのさらなる協力の可能性を示し、中学の代表者にモスクワの学校と協力するよう求めました。
また、展示会開催期間中に、モスクワ代表団は日本の大手教育企業と10回以上の会合を開き、その間に双方は教育のさらなる発展のため、経験のシェアと協力の可能性について検討しました。

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「今回の展示会における私たちの使命は、モスクワ市の教育システムとその可能性の発表、そして日本の先進的教育プロジェクトと経験を分かち合うことです。私たちは日本の子育てや教育の伝統を深く尊敬しています。ですから教育展示会EDIX Tokyo 2019への参加は、モスクワで実施すべき価値あるアイデアを見つけるという私達の重要な仕事のひとつなのです。」と モスクワ教育科学省副所長のヴァシリエワ・タチヤナ・ヴィクトロヴナ氏は述べました。

モスクワ政府の教育プロジェクトに関する情報:
モスクワE-スクール

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メガプロジェクト「モスクワE-スクール」は、2016年9月1日にモスクワで開始されました。それは教育の質を改善するために情報技術とサービスの最も効率的な使用を目的としています。これは電子ジャーナルや日記の機能と電子教育資料のライブラリを統合したものです。小中学校の教室には、新しいインタラクティブパネルと教師用のノートパソコンが用意されています。学校は全域Wi-Fi無線ネットワークでカバーされています。

市全体の電子ジャーナルや日記帳では、学習計画や時間割を作ったり、電子教科書やテストを使って課題を作成したり、授業内外での生徒の活動に関連するさまざまな種類の活動に対する評価を付けることができます。

市全体の電子教材のライブラリーはインターネットクラウドプラットフォーム上にあります。モスクワで最も優れた教師たちが考案した既成の授業の進め方スクリプトを使用することで、教師は授業の準備にかかる時間を節約し、授業中により多くの教材を生徒へ示すことができます。
 
 
「プレプロフェッショナル・クラス」

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このメガプロジェクトは2015年モスクワで開始されました。課題は、現代の大都市のハイテク環境において、将来の職業と人生を手にするために必要な生徒のスキルと能力を伸ばすことです。モスクワの小中学校、高等教育機関、ハイテク企業の相互作用の新しいシステムが構築されたおかげで、現在、E-スクールは子供たちのスキルと能力の形成のために街の全てのリソースをまとめる重要な役割を担っています。
このプロジェクトは、モスクワで学ぶ子供たちにモスクワで必要とされる、多種多様な職業活動の内容、特徴、その未来の展望について深く知り、真剣に理解する機会を提供することも目的としています。
 
 
VR知識診断

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教育品質モスクワセンターは、サムスンギアVRとHTC VIVEプラットフォームをベースに、当時先駆け的にバーチャルリアリティ技術を、就学児の知識チェックのために使用し始めました。今日では、当センターの専門家たちは天文学、立体計測、化学および生物学に関する学科ごとの診断法を開発しています。
 
 
第3回モスクワ国際フォーラム「City for Education」

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第3回モスクワ国際フォーラム 「City for Education」は8月29日から9月1日まで開催されます。毎年フォーラムには、学者やビジネスマン、教育者や保護者、生徒、学生など、現代の教育、ユニークな実践例や最新の技術に関心を持つすべての人々が集まります。主催者は、昨年の13万3,000人の来場者記録を更新することを期待しています。
フォーラムの枠内で、教育者公開会議、世界の国と都市の教育リーダー国際会議、そして国際コンファレンス「現代世界における教育」が開催されます。「City of Education」の中で、アクダール世界サミットの世界サミットが初めてアラブ首長国連邦の外で開催されます。
 
 
・モスクワについて
モスクワはロシア連邦の首都です。世界の最も大きな都市のひとつで、非公式のデータによると1800万人以上が住んでいると言われます。国際的コンサルティング会社Resonanceによると、モスクワは生活環境の良さでトップ10の都市に入っています。また、インテリジェント・コミュニティ・アワードでは、世界のスマート・シティー・トップ7に入りました。モスクワは、ロシアで開催されたFIFAワールドカップ2018の一部の試合を開催した後、2018年ワールド・フェスティバル&イベント・シティ・アワードで、フェスティバルやイベントを開催するのに最良な都市の1つとして選ばれました。
2018年、モスクワの就学生がEuroSkillsヨーロッパ選手権で2つの金、4つの銀と1つの銅メダルを獲得しました。 彼らは、小中学生の国際大会で13個の金メダルと9個の銀メダルを獲得しました。
モスクワ市政府のウェブサイトには、国際的な専門家によるモスクワの業績のさらなる評価が掲載されています。

Moscow City Government at EDIX2019.
https://youtu.be/K_6fG74LH_8