マイホームを3Dでデザインし、VRでリアルスケール体感
『3Ⅾマイホームデザイナー』
メガソフト株式会社(代表取締役社長:井町良明)は「パソコンの利用技術の開拓」を目的としたパッケージソフトウェアの提供を行っている。製品シリーズの一つが『3Ⅾマイホームデザイナー』だ。
間取りを決めて家具や壁紙といった住宅素材をドラッグ&ドロップで配置するだけで手軽に細部まで幅広くデザインでき、ワンクリックで3Dパース化することが可能な住宅・建築プレゼンテーションソフトの決定版である。
『メガソフトVRソリューション』
高性能ノートPCやヘッドマウントディスプレイ等、VRプレゼンテーションに必要なハードウェアとソフトウェアが一式セットになった同社製品『メガソフトVRソリューション』では、『3ⅮマイホームデザイナーPRO9EX』をベースに作られたソフトウェアで作成したマイホームを実際のスケールでVR体感することが可能となっている。
こちらの製品についてメガソフト株式会社代表取締役社長:井町良明氏に詳しく話を聞かせてもらい、実際にメガソフトVRソリューションの体験をさせてもらうことができた。
代表取締役社長 井町良明氏が語る 開発までの経緯
3Ⅾマイホームデザイナーを作ろうと考えた経緯
1995年頃、まだパソコンが企業や会社でしか使われてなかった時代、徐々にパソコンは家庭に普及していった。メガソフト株式会社は当時、家計簿ソフトや年賀状ソフトなどの家庭用ソフトを販売していた。その中で『3Ⅾマイホームデザイナー』は一般向けであったが、不動産業界で使われ「もっと業務に特化したものを出してほしいという要望」があったという。 元々は3D空間をウォークスルーするソフトだったが、3Dウォークスルーと言ってもあまり分からないと考え、「3Dだったら住宅の中を歩き回れるのが良いのではないか」と考え『3Ⅾマイホームデザイナー』が生まれた。
元々ホビー要素が強かったが、先述の通り企業側から要望が多く寄せられたという。そこで企業向けに『3ⅮマイホームデザイナーPRO』を発売し、様々な層への需要があり現在に至ったと語った。
井町氏はVRによる空間体験のことを「百聞は一見に如かずといいますが、『百見は一体験に如かず』になったということです。100枚の手描きやCGパースを見ても、VRによる一回の体験には及ばない」と語る。
3Dを体験できるVRの普及を受け、「その場で作成して体験できるもの」はまさに一般から企業、様々な層に需要があった。
そして、『3Ⅾマイホームデザイナー』は「この世で最も簡単にVR空間を作成し、体験できるソフト」であると語った。
『VRが出てきた時、これは完全にイノベーションだと思いました』
「当初は、作成した画像を印刷して見せていたり、そのうちプロジェクターを使って大画面で見せていたりしていたのですが、印刷して持って行くのではなくリアルタイムに編集しながら話をしたほうが早いと確信しました。」とのこと。
手書きもCGも大画面もタブレットも“決められた枠の中の絵をみている”という部分では何も進化していなかった。そこに着目したと井町氏は語る。
“VR”は、実際に建築しないとわからない広さ感とか、ボリューム感をたったこれだけの設備で全部知る事が出来る。しかも360度全角度で確認可能だ。
「どんなに綺麗な写真を見ても、所詮は手書きの延長線上でした。それに気が付いたので、VRは本当にイノベーションだなと思いました。」と語った。
実際に体感
製品についての話を伺うとともに、『3Ⅾマイホームデザイナー』を用い、自分で作成したルームをVRで体感させていただくことができた。
まずは『3ⅮマイホームデザイナーPRO9EX』ベースのソフトを用い住宅のモデルを作成した。間取りを決め、好きな家具や壁紙等を選んで部屋に配置し3Dパース化させる。
ドラッグするだけで家具を好きな色に変えたり、設置したドアを開閉させることが可能だ。
プレゼンテーションソフトでありながら元々ホビー要素が強めだったということもあり、操作もわかりやすくルームをデザインするだけでも非常に楽しむことができた。
素材の種類も豊富で、メガソフトのデータセンターからダウンロードできる住宅素材はなんと50,000点以上あり、3Dパース化すれば360度どこからでも眺める事が可能とのことだ。
『メガソフトVRソリューション』でバーチャル空間へ
先ほど作成した部屋の中を内見した。実際の広さからボリューム感を体感することができた。壁の質感もリアルで、まさに「実体験」に近いと言える。
『3Ⅾマイホームデザイナー』にて作成された家をさらにVR体験することができた。
歩いて部屋の中を移動したり、二階や屋根の上からの高さもとてもリアルに体感することができ、各種素材はリアルタイムで編集出来るので、要望を言いながらその場で素材の再配置やテクスチャ変更なども可能だ。住宅のスケールをそのままに、庭に立って外側から見ることも出来るので、玄関や屋根等もその場でデザインすることができる。
ペットや車、人物といった素材もあるので、理想のマイホームを細部まで再現し、ショールームとして内見することも可能となっている。
▲『3Dマイホームデザイナー』で作成したデータから屋根や2階の取り外しが可能な住宅模型を作成するサービスも。
VRは、写真では伝わらない立体感を提供することができる。
実際にソフトを使用しさらにVR体験をすることで、「百見は一体験に如かず」井町氏が語るこの言葉を理解することができた。
VR市場は一時停滞を感じさせるが、こういったVRを利用したソリューションの発展は著しいと言える。
VRを利用して進化していくこれからの未来に期待が膨らむばかりだ。
【メガソフトVRソリューション】(企業・法人向け)
セット内容
・ヘッドマウントディスプレイ(HMD)一式
・VR対応高性能ノートPC
・ソフトウェア一式
・現地での設置作業
・運用時のノウハウをお伝えするレクチャー(テキスト付)
・初年度保守サービス
【会社概要】
メガソフト株式会社(商標:MEGASOFT)
https://www.megasoft.co.jp/
【所在地】
本社
〒530-0015 大阪府大阪市北区中崎西2丁目4番12号 梅田センタービル 11F
東京事務所
〒102-0073 東京都千代田区九段北1-4-5 北の丸グラスゲートビル4階
【関連リンク】
『3DマイホームデザイナーPRO9EX』
https://www.megasoft.co.jp/3d/pro9ex/
『メガソフトVRソリューション』
https://www.megasoft.co.jp/vrsolution/