多様な分野で活躍する第一線の講師陣を迎え、作品づくりをサポート
VRクリエイティブプラットフォーム「 STYLY 」を提供する株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部所在地:東京都渋谷区)、株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、2019年の活動を開始いたします。
そして本年の活動第1弾として、株式会社Psychic VR Labが主催の、VRを総合芸術として学べる「NEWVIEW SCHOOL(ニュービュー・スクール)」を、2019年6月より東京・京都で開講することを発表し、受講生の募集を開始しました。
WEB:https://newview.design/school/2019
本スクールは、3次元空間(VR)での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティ「NEWVIEW」の活動の一環として行う、次世代クリエイターの発掘・育成のためのプログラムです。昨年初開催にも関わらず、世界7カ国219作品エントリーという盛り上がりを見せたファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワード第2弾「NEWVIEW AWARDS 2019」(後日詳細発表)とも連動し、新たな表現の開拓とコミュニティとしての拡がりを加速します。
多彩な分野の講師陣から「体験のデザイン」としての総合芸術=VRを学べる
「NEWIVEW SCHOOL」のキャッチコピーは、“「体験のデザイン」としての総合芸術=VRを学ぶ。あたらしい表現の学校” です。アート・音楽・建築・ファッションなどの多彩な分野から、デジタル技術を果敢に取り入れた表現を続ける第一線の講師陣を迎え、総合芸術的な側面のあるVR表現ための多様かつ本質的な考え方を学べるカリキュラムを用意しています。VRコンテンツ制作と配信のプラットフォームである「STYLY」をはじめ「Unity」などのツールに関するテクニカル講座も行い、次世代のクリエイターを育成していきます。受講生は、卒業制作として「NEWVIEW AWARDS 2019」へ応募する作品を制作します。講師を務める倉本美津留(放送作家)、大月壮(映像作家)、谷口暁彦(メディアアーティスト)は「NEWVIEW AWARDS 2019」の審査員も兼任します。
NEWVIEW SCHOOL 概要
WEB:https://newview.design/school/2019
■特徴:
・多彩な分野のトップクリエイターが講師陣
・VRコンテンツ制作ツール「STYLY」をはじめ「Unity」も基礎〜応用まで
・卒業制作として「NEWVIEW AWARDS 2019」に応募する作品を制作
■開講日:
東京:2019年6月8日(土)〜(全10回)
6月毎週土曜日16:00〜19:00、7月以降隔週土曜日16:00〜19:00、2019年9月末まで
京都:2019年6月9日(日)〜(全10回)
6月毎週土曜日16:00〜19:00、7月以降隔週土曜日16:00〜19:00、2019年9月末まで
※京都は、ゼミとテクニカル講座以外はオンライン講義
■会場:
東京「TIMEMACHINE(タイムマシン)」(東京都新宿区1-34-3 第24スカイビル3階)
京都「MTRL KYOTO(マテリアル京都)」(京都府京都市下京区本塩竈町554)
■定員:
東京30名、京都30名
■料金:
東京50,000円(税込)、京都25,000円(税込) ※講義一式の料金です
※一部講義に必要なソフトウェア等をご購入いただきます。1万円以下を想定
■ゼミ:
講義とは別に、作品制作へのフィードバックを行うゼミを実施します。
※豊田啓介氏のゼミはnoizゼミとして実施
【東京ゼミ講師】
・倉本美津留(放送作家)&大月壮(映像作家)ゼミ
・豊田啓介(建築家 / noiz)noizゼミ
・谷口暁彦(アーティスト)ゼミ
【京都ゼミ講師】
・中田拓馬(インタラクションデザイナー ・映像演出家・VJ / CEKAI)&千合洋輔(映像ディレクター / CEKAI)ゼミ
■ゲスト講師:
・菅 俊一(コグニティブ・デザイナー 、 表現研究者、映像作家)
・evala(音楽家、サウンドアーティスト)
・長見佳祐(ファッションデザイナー/ HATRA)
ほか
■実施カリキュラムとスケジュール:
基礎講座、ゲスト講座、テクニカル講座、ゼミからなるカリキュラム。
※内容とスケジュールは変更となる可能性があります。
6/8 (土)@東京、6/9(日)@京都
開校式・オリエンテーション
6/15(土)@東京・京都
基礎講座:知覚とデザイン(菅俊一)/ テクニカル講座:STYLYとUNITYの基礎
6/22(土)@東京・京都
基礎講座:エモーション(大月壮・倉本美津留)/ テクニカル講座:3DCG編
6/29(土)@東京・京都
基礎講座:空間とイマーシブ(豊田啓介)/ テクニカル講座:Unity、PlayMakerでのオブジェクト制御
7/6(土)@東京・京都
基礎講座:インタラクション(谷口暁彦)/ テクニカル講座:Unity 、 PlayMakerでのインタラクション
7/20(土)@東京・京都
ゲスト講座:サウンド(evala)/ テクニカル講座:Unity 、 PlayMakerでの音とパーティクル / 各ゼミでのフィードバックタイム
8/3(土)@東京・京都
ゲスト講座:ビジュアル(講師後日発表)/ テクニカル講座:Unity、Playmakerでのライティング / 各ゼミでのフィードバックタイム
8/17(土)@東京・京都
テクニカル講座:Unity、Playmakerでのマテリアル、シェーダー、テクスチャ
8/31(土)@東京・京都
ゲスト講座:ファッション(長見佳祐)/ テクニカル講座:Unity 、 PlayMakerでのアニメーション / 各ゼミでのフィードバックタイム
9/14 (土)@東京・京都
テクニカルサポート/各ゼミでのフィードバックタイム
3Dスキャナーなどの製作ツールの開放
■講師プロフィール
「ダウンタウンDX」「M-1グランプリ」「浦沢直樹の漫勉」「アー!!ット叫ぶアート Ah!!rt」NHK Eテレの子ども番組「シャキーン!」など、数々のテレビ番組手がける。これまでの仕事に「ダウンタウンのごっつええ感じ」「伊東家の食卓」「たけしの万物創世記」「EXテレビ」他。著書に「ことば絵本 明日のカルタ」「倉本美津留の超国語辞典」「笑い論 24時間をおもしろくする」。
大月壮(映像作家、映像ディレクター)
「アノ手コノ手な幅広い制作手法」と「斜め上のひらめき」を掛け合わせながら、POPさが通底した作品を制作。近年はピクセルアートを用いた映像演出を得意としている。MV、広告といった商業映像制作を中心に活動。近作に、サザンオールスターズ「戦う戦士たちへ愛を込めて」MV(第22回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品)、YUKI「やたらとシンクロニシティ」MV、UNIQLO「UT × STREET FIGHTER」AD。オリジナル作では「アホな走り集」(第15回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品)が有名。清水イアンと環境問題専門のクリエイティブチーム「NEWW」を主催。
豊田啓介(建築家 / noiz )
1972年、千葉県出身。96年、東京大学工学部建築学科卒業。96-00年、安藤忠雄建築研究所を経て、02年コロンビア大学建築学部修士課程(AAD)修了。02-06年、SHoP Architects(ニューヨーク)を経て、2007年より東京と台北をベースに建築デザイン事務所noizを蔡佳萱と共同主催(2016年より酒井康介もパートナー)。コンピューテーショナルデザインを積極的に取り入れた設計・製作・研究・コンサルティング等の活動を、建築からプロダクト、都市、ファッションなど、多分野横断型で展開している。現在、台湾国立交通大学建築研究所助理教授、東京芸術大学アートメディアセンター非常勤講師、東京大学建築学科デジタルデザインスタジオ講師、慶應義塾大学SFC非常勤講師。
谷口暁彦(アーティスト)
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース講師。メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI。SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。
中田拓馬(インタラクションデザイナー ・映像演出家・VJ / CEKAI)
1989年に日本で生まれ、幼少期を南半球で過ごす。京都精華大学からユトレヒト芸術大学へ編入後、オランダのメディアアート集団「Born Digital」の一員として活躍。欧州各地のフェスでアーティスト活動を行う。2016年より、テクニカルディレクターとしてCEKAIに所属。京都を拠点に、様々なクライアントの映像演出、インタラクションデザイン等を手がける。
千合洋輔(映像デザイナー・映像作家 / CEKAI)
1990年生まれ。映像デザイナー、映像作家。京都精華大学を卒業後、フリーランスとして活動、CEKAIに参加。ビジュアルディベロップメントとモーションデザインを要に、劇場作品オープニングや劇中アートワーク、インスタレーションにおけるビジュアル設計、VJ・演出システム、映像作品を制作。近年は『MANGA⇔TOKYO』といった国外の大型展示の映像展示設計にも携わる。代表作に『龍の歯医者』OP、MIZKAN MUSEUM『時の蔵』Animationなど。
菅 俊一(コグニティブ・デザイナー 、 表現研究者、映像作家)
1980年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。人間の知覚能力に基づく新しい表現を研究・開発し、様々なメディアを用いて社会に提案することを活動の主としている。主な仕事に、NHK Eテレ「2355ID / 0655ID」、21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展」コンセプトリサーチ、21_21 DESIGN SIGHT 企画展「アスリート展」展示ディレクター。著書に「差分」(共著・美術出版社)、「まなざし」(ボイジャー)、「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」(共著・マガジンハウス)、「観察の練習」(NUMABOOKS)。主な受賞にD&AD Yellow Pencilなど。多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師
evala(音楽家、サウンドアーティスト)
先鋭的な電子音楽作品を国内外で発表。立体音響システムを新たな楽器として駆使し、2016年より新たな聴覚体験を創出するプロジェクト「See by Your Ears」を始動。音が生き物のように躍動的にふるまう現象を構築し、新たな音楽手法としての“空間的作曲”を提示する。代表作に「大きな耳を持ったキツネ」(Sonar+D, Barcelona 2017) 「Our Muse」 (ACC, Gwangju Korea 2018)のほか、ソニーの立体音響技術Sonic Surf VRを用いた576ch音響インスタレーション「Acoustic Vessel Odyssey」(SXSW, Austin 2018)を展開。また舞台、映画、公共空間などにおいて、先端テクノロジーを用いた多彩なサウンドプロデュースを手掛けている。
長見佳祐(ファッションデザイナー・HATRA / YUKA&ALPHA社 CLOアドバイザー)
1987年 広島生。2006年 渡仏後クチュール技術/立体裁断を学ぶ。2010年 HATRAを設立し、「部屋」のような安心感を外に持ち出せる、ポータブルな空間としての衣服を提案する。現在では3Dクロスシミュレーションソフト「CLO」の実践を通して、新しい身体表現の在り方を模索する。主な出展に「Future Beauty -日本ファッションの未来性-」「JAPANORAMA」など。2018年度JFLF AWARD受賞
NEWVIEW SCHOOL 主催:株式会社Psychic VR Lab
NEWVIEW AWARDS 2019 概要
■募集対象
VR空間を駆使した新たな表現・体験を生み出せるクリエイティブプラットフォーム「STYLY」を使って制作・公開されたVRコンテンツ作品が対象です。制作プロセスにおいてSTYLY以外のツール(3DCG、ゲームエンジン、DAW etc.)を使用することは構いません。すでに発表済みの作品も応募可能です。
「STYLY」 Official Site https://styly.cc/
■賞について
ゴールド / Gold (1作品) 賞金 20,000USD
シルバー / Silver (3作品) 賞金 5,000USD
※その他の賞は後日発表
■スケジュール
・募集期間:2019年7月1日(月)~ 2019年9月30日(月)12:00(日本時間正午)
※詳細は後日発表いたします
NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして、2018年1月に始動。ファッション、音楽、映像、グラフィック、イラストレーションなど、都市空間におけるカルチャーを体現するクリエイターとともに、リアルと空想を越境する次世代のカルチャー/ライフスタイル体験をデザインする実験を仕掛けていきます。国内外でのレクチャーやミートアップを通じて次世代のVRクリエイターの発掘・育成・交流の展開をしています。
Web:https://newview.design/
NEWVIEW PROJECT