VR/AR/MRクリエイティブプラットフォーム「STYLY( https://styly.cc )」を提供する株式会社Psychic VR Lab(東京都新宿区)、株式会社パルコ(本部所在地:東京都渋谷区)、株式会社ロフトワーク(東京都渋谷区)による共同プロジェクト「NEWVIEW(ニュービュー)」は、2020年の活動を始動!
活動第1弾として、株式会社Psychic VR Labが主催の、xR*を総合芸術として学べる「NEWVIEW SCHOOL(ニュービュー・スクール)」の第2期を、2020年7月よりオンラインで開講することを発表し、受講生の募集を開始しました。
*xRとは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの現実世界と仮想世界とを組み合わせて新たな体験を提供する技術の総称
WEB:https://newview.design/school/2020/
本スクールは、3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティ「NEWVIEW」の活動の一環として行う、次世代アーティストの発掘・育成のためのプログラムです。グローバルに展開するファッション/カルチャー/アート分野のVRコンテンツアワードの「NEWVIEW AWARDS 」(2020年度は、後日詳細発表)とも連動し、新たな表現の開拓とコミュニティとしての拡がりを加速します。昨年実施した第1期(89名が応募、51名が受講)は、同じく昨年実施の「NEWVIEW AWARD 2019」にて受賞者2名および8名のファイナリストを輩出するなど、新たな才能の育成に寄与しました。
第2期よりxRのアートスクールへとアップデート。オンライン化で全国から受講可能に。
「NEWVIEW SCHOOL」第2期のキャッチコピーは、“「体験のデザイン」としての総合芸術=xRを学ぶ。あたらしい表現の学校” です。VRにフォーカスした第1期から、第2期ではARをフィールドに加え、xRのアートスクールへとアップデートします。デジタル技術を果敢に取り入れた表現を続ける第一線のアーティストを講師陣に迎え、総合芸術的な側面のあるxR表現のための多様かつ本質的な考え方を学べるカリキュラムを用意しています。また、講義はすべてオンライン化。第1期は東京・京都でしか受講できませんでしたが、全国から受講できるかたちとなります。制作ツールとして扱う「STYLY」と「Unity」の習得は、オンラインで事前履修できる環境(今後はオンライン学習プログラムとして受講生以外にも提供予定)を整え、スクールでは表現に特化したスキルの習得と作品制作に集中して取り組めるようになります。
また、2020年度は「NEWVIEW SCHOOL」を台湾・台北でも立ち上げ予定です(詳細は後日発表)
事前のオンライン説明会を6/3開催
受講を検討されている方への事前の説明会を2020年6月3日(水)にオンラインで開催します。
URL:https://newview-school2020-info.peatix.com
NEWVIEW SCHOOL 概要
※写真は昨年のスクールの模様です
WEB:https://newview.design/school/2020/
■特徴:
・次世代表現を探求するアーティストが講師陣
・「STYLY」「Unity」を使いVRとARの体験デザインを両輪で習得
・卒業制作として「NEWVIEW AWARDS 2020」に応募する作品を制作
■募集期間:
2020年5月18日 (月)13:00~2020年6月12日(金)17:00
■募集対象:
・創作活動を行い作品発表などをしている方(映像、グラフィック、音楽、etc.)
・3次元表現(VR/AR/MR)に関心がある方
■エントリー条件:
・PCをお持ちの方
STYLY (STYLY Studio) の推奨動作環境は以下となります。
OS:Windows(64bit)、Mac GPU:discrete GPU (NVIDIA、 AMD)、Intel
詳しくはこちら ( https://styly.cc/ja/manual/styly-qa/ )
・卒業制作として「NEWVIEW AWARDS 2020」への作品応募
・「STYLY」「Unity」のオンラインカリキュラムを開講式までに終えていること ※申し込み後、受講が確定された方に案内します
・オンライン受講に必要なネットワーク環境がご用意できる方
■開講日時:
2020年7月4日(土)〜(全14回)
※7/4(土)、7/11(土)、7/18(土)、7/25(土)、8/1(土)、8/8(土)、8/15(土)、8/22(土)、8/29(土)、9/5(土)、9/12(土)、9/26(土)、10/10(土)、10/17(土)
すべて16:00〜19:00
■会場:
オンライン講義:「Zoom」
事務局:「TIMEMACHINE(タイムマシン)」(東京都新宿区1-34-3 第24スカイビル3階)
※講義はオンラインにて行います。新型コロナウィルス流行が解消された場合、リアル会場も併用予定です
■定員:
40名
※学生インターンシップ:5名予定(レポートの作成など、事務局とともに運営の一部をご担当いただきます。講義の受講料は免除となります。)
■料金:
50,000円(税込)※講義一式の料金です
※一部講義に必要なソフトウェア等をご購入いただきます。1万円以下を想定
■講師:
ゼミ講師は講義の他、作品制作へのフィードバックをするゼミを受け持ちます。
【ゼミ講師】
・菅 俊一(コグニティブ・デザイナー )
・谷口暁彦(アーティスト)
・北千住デザイン(プログラマー/ARクリエーター)
・比嘉 了(ヴィジュアル・アーティスト・プログラマー)
【ゲスト講師】
・伊藤ガビン(編集者)
・田丸 雅智(ショートショート作家)
・小泉 明郎(美術家)
■実施カリキュラムとスケジュール:
※内容とスケジュールは変更となる可能性があります。
7/4(土)
開校式・オリエンテーション
7/11(土)
基礎講座:3次元空間表現とは(講師:伊藤 ガビン)
7/18(土)
基礎講座:ストーリーテリング(講師:田丸 雅智)
7/25(土)
基礎講座:知覚(講師:菅 俊一)
8/1(土)
企画のプレゼンテーション(受講生課題)
8/8(土)
応用・表現講座:VR【仮想現実】表現と体験のデザイン1(講師:谷口 暁彦)
8/15(土)
応用・表現講座:VR【仮想現実】表現と体験のデザイン2(講師:小泉 明郎)
8/22(土)
応用・表現講座:AR【拡張現実】表現と体験のデザイン1(講師:北千住デザイン)
8/29(土)
応用・表現講座:AR【拡張現実】表現と体験のデザイン(講師:比嘉 了)
9/5(土)
ゼミ:作品中間発表
9/12(土)
ゼミ:作品のブラッシュアップ
9/26(土)
ゼミ:作品のブラッシュアップ
10/10(土)
ゼミ:作品講評
10/17(土)
アワードエントリーに向けた作品制作サポート
■講師プロフィール
伊藤ガビン(編集者)
いわゆる編集物以外のもの、ゲーム、展示空間、広告、映像などに「編集的」に関わり続けている。また2019あいちトリエンナーレに作品を出展するなど、美術家としても活動している。最近の仕事としては、映像表現にフォーカスしたwebメディアNEWREELの編集など。
1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。書き方講座の内容は、2020年度から使用される小学4年生の国語教科書(教育出版)に採用。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。メディア出演に情熱大陸、SWITCHインタビュー達人達など多数。 田丸雅智 公式サイト:http://masatomotamaru.com/
菅 俊一(コグニティブ・デザイナー )
人間の知覚能力に基づくコグニティブデザインの考え方による問題設計や新しい表現の研究開発を軸に、社会に新しい価値を提案することを活動の主としている。主な仕事に、NHK Eテレ「2355/0655」ID映像、21_21 DESIGN SIGHT 企画展「単位展」コンセプトリサーチ、同企画展「アスリート展」展示ディレクター。著書に「差分」(共著・美術出版社)、「行動経済学まんが ヘンテコノミクス」(共著・マガジンハウス)、「観察の練習」(NUMABOOKS)。主な展覧会に「あいちトリエンナーレ2019」(愛知県美術館、2019)、個展に「指向性の原理」(SOBO、東京、2017)、「正しくは、想像するしかない。」(デザインギャラリー1953、東京、2019)。多摩美術大学統合デザイン学科講師。
谷口暁彦(アーティスト)
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース講師。メディア・アート、ネット・アート、映像、彫刻など、さまざまな形態で作品を発表している。主な展覧会に「[インターネット アート これから]——ポスト・インターネットのリアリティ」(ICC、2012)、「SeMA Biennale Mediacity Seoul 2016」(ソウル市立美術館、2016)、個展に「滲み出る板」(GALLERY MIDORI。SO、東京、2015)、「超・いま・ここ」(CALM & PUNK GALLERY、東京、2017)など。
小泉明郎(美術家)
1976年群馬県生まれ。国際基督教大学卒業後に渡英し、ロンドンのチェルシー・カレッジで映像表現を学ぶ。近年はニューヨーク近代美術館のProjectsやテート・モダンのBMWテート・ライブをはじめ、国内外の数多くの展覧会に参加。2015年には初期作品から新作までを揃えた初の大規模個展「捕われた声は静寂の夢を見る」をアーツ前橋で開催。2017年、vacantで開催された個展「帝国は今日も歌う」は社会と個人の心理に深く切り込む大胆な映像で大きな反響をよんだ。あいちトリエンナーレ2019「縛られたプロメテウス」ではVR技術を使った初の本格的演劇作品に挑んだ。
北千住デザイン(プログラマー/ARクリエーター)
北千住に棲むプログラマー/ARクリエーター。アプリ・Web・VJなど、インタラクティブメディア上で視覚表現の研究開発を行っている。 近年では21_21 DESIGN SIGHTで行われたAUDIO ARCHITECTURE展への出展や、フィルタアプリMEISAIの開発など、ARを使った作品を多く手掛けている。
http://kitasenjudesign.com/
比嘉 了(ヴィジュアル・アーティスト・プログラマー)
1983年生れ。リアルタイム3Dグラフィックス、コンピュータービジョン等の高度なプログラミング技術と多種多様なプロジェクトに関わった経験を生かし、インスタレーション、舞台演出、VJing、ライブパフォーマンス、VR作品など幅広い制作活動を行なう。
2019年より Backspace Productions Inc を設立。
NEWVIEW SCHOOL 主催:
株式会社Psychic VR Lab
NEWVIEWについて
3次元空間での新たなクリエイティブ表現と体験のデザインを開拓する実験的プロジェクト/コミュニティーとして、2018年1月に始動。ファッション、音楽、映像、グラフィック、イラストレーションなど、都市空間におけるカルチャーを体現するクリエイターとともに、リアルと空想を越境する次世代のカルチャー/ライフスタイル体験をデザインする実験を仕掛けていきます。国内外でのレクチャーやミートアップを通じて次世代のVRクリエイターの発掘・育成・交流の展開をしています。