「尼崎城」や「春日大社」、「国指定史跡 下藤キリシタン墓地」などが追加現地でしか味わえない感動を演出!

凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:金子眞吾、以下 凸版印刷)は、国宝をはじめ、地域のさまざまな文化遺産をデジタルで再現し、人々が誇りを持てる観光資源として活用できる「デジタル文化財」の提供を推進。その一環として、バーチャルリアリティ(VR)と全地球測位システム(GPS)を組み合わせた旅行者向け観光アプリ「ストリートミュージアム®(※1)」を2016年9月より展開しています。
現存しない史跡などを高精細かつ色鮮やかなVRコンテンツで再現。史跡を訪れた観光客がスマートフォンなどをかざすだけで、当時の風景と現実の風景を重ね合わせながら見ることのできる新しい観賞体験を提供します。また、映像だけでなく音声ガイドによって、より深く歴史を学べるほか、スタンプラリーや古地図表示機能により、地域の観光・まち歩きをより魅力的に演出します。

このたび「ストリートミュージアム®」に、「国指定史跡 下藤キリシタン墓地」「日光街道と一里塚」「集成館(紡績事業)」「尼崎城」「春日大社」「富岡製糸場と周辺施設」の史跡コンテンツを追加、公開しました。これにより、ストリートミュージアムでの掲載コンテンツ数は24点になります。

凸版印刷は今後も、デジタル文化財を活用した地方創生の取り組みを強化。地域が誇る文化遺産の魅力をVRなどのデジタルコンテンツを通じて発信し、地域経済の活性化や観光立国の実現に向けた取り組みを推進していきます。

imag「ストリートミュージアム®」追加コンテンツ「尼崎城」 © Toppan Printing Co., Ltd.
 

今回追加したコンテンツの詳細

① 国指定史跡 下藤キリシタン墓地(大分県臼杵市)

imag下藤キリシタン墓地全景

江戸時代の禁教令下でも破壊されず、400年の時を超え、全国で初めて完全な形で発見された、下藤キリシタン墓地。「ストリートミュージアム®」では、洗礼名を刻む半円柱型墓碑や、約400㎡の墓地空間に広がる66基の石組遺構や礎石建物とみられる遺構などをVRで再現しました。

公開日:2019年3月8日
 
 
② 日光街道と一里塚(栃木県下野市)

imag石橋宿

下野市には日光街道と脇街道である壬生通りが通っており、小金井宿と石橋宿の2か所の宿場と、小金井、下石橋、下古山の3か所に一里塚が整備されました。現在は宿場の面影を残す建物がほとんど残されていないため、失われつつある宿場や一里塚をVRで再現しました。

公開日:2019年3月18日
 
 
③ 集成館(紡績事業)(鹿児島県鹿児島市)

鹿児島紡績所跡

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の一つである旧集成館。鉄製大砲を製造するための反射炉など、昨年公開した1850年代の大砲製造事業に続き、本年は、1860年台の蒸気機関による工場群をVRで再現。機械工場・紡績工場の稼働状況が見られます。

公開日:2019年3月18日
 
 
④尼崎城(兵庫県尼崎市)

imag尼崎城太鼓門

1617年に譜代大名・戸田氏鉄の尼崎への所替えに伴い築城された尼崎城。約12mの天守台石垣の上に約18mの高さでそびえ、装飾的な意匠が凝らされ、シンプルながらも堂々として美しい外観をもつ江戸時代の尼崎のシンボルでした。「ストリートミュージアム®」では、天守、太鼓門、金之間を中心に尼崎城の全貌を紹介します。

公開日:2019年3月27日
 
 
⑤ 富岡製糸場と周辺施設(群馬県富岡市)

上州富岡駅
2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場は、1872年に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場です。昨年は富岡製糸場周辺の明治から昭和のまち並みをVRで再現。本年は市民より写真資料を募集し、昭和30年代の富岡市役所旧庁舎や富岡倉庫、上州富岡駅をVRで再現しました。

公開日:2019年3月29日
 
 
⑥ 春日大社(奈良県奈良市)

imag中門・御廊  撮影者:桑原英文

768年、平城京の守護と国民の繁栄を祈願し創建された春日大社。「ストリートミュージアム®」では、1116年に関白の藤原忠実によって建立された、今はなき幻の五重塔(春日西塔)をVRで再現するほか、普段は見ることのできない春日大社の神事なども見ることができます。

公開日:2019年4月1日
 
 
※1「ストリートミュージアムアプリ」について
「ストリートミュージアムアプリ」は、バーチャルリアリティ(VR)と全地球測位システム(GPS)を組み合わせた旅行者向け観光アプリです。現存しない城郭などの史跡を高精細かつ色鮮やかにVRコンテンツで再現し、スマートフォンやタブレット端末で位置情報と連動してその土地その場所ならではの体験ができます。旅行者は本アプリを利用することでVRコンテンツを通じてバーチャル観光が体験できるほか、音声による解説で理解を深めたり、現在の地図だけでなく当時の古地図を見ながら町歩きを楽しんだりすることができます。松本城(長野県)や福岡城(福岡県)など、全国各地の史跡を1つのアプリで楽しめる史跡観光アプリとして、25コンテンツを公開しています(※2019年3月末日現在)。
 
 
iOS:https://itunes.apple.com/jp/app/id1151091144?mt=8
Android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.toppan.streetmuseum.android
(※iOS 9以降、Android OS 5.0以降に対応、一部機種では正常に作動しないことがあります)

* 「ストリートミュージアム」は、凸版印刷株式会社の登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
* 本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。