新型コロナウイルスにより様々なイベントやアーティストの活動が自粛された中、新たなエンターテインメントの形として、バーチャル・オンラインイベントの需要が高まりました。また、5G通信など、将来的なインフラやハードウェアの普及に伴いVR,AR,XRの活用が見込まれています。しかし、需要が高まる一方、ゼロからハイクオリティのバーチャル空間を作るには莫大な時間やコストがかかります。
そんな中、現実世界に目を向けてみると、コンベンションセンター、ドーム、アリーナなど既存のイベントスペースを様々なライブやイベントで使用しています。毎回施設の建造からしているわけではありません。この考え方をバーチャルイベントや配信ライブ、XR、ARコンテンツの世界にも持ち込めないか?と考え「Virtual Sites」のソリューション提供を開始するに至りました。
- Virtual Sites コンセプト
「Virtual Sites」には2つのコンセプトがあります。
コンセプト1. “映えるワールド”のテンプレートを運用
「Virtual Sites」では、『あらかじめテンプレートとなる“映えるワールド”を用意しておき、イベント内容や配信プラットフォームなど、用途に応じてそれをカスタマイズして使うことで、工数の大きい”ワールドの制作”を効率化』したソリューションを提供します。(バーチャル空間なので、リアル空間より自由度の高いカスタマイズが可能です。)
※Virtual Sitesはプラットフォームではありません。要件ごとのプラットフォームに合わせてモデルなどを調整します。
コンセプト2. “バーチャルとリアルのノウハウ”を統合したソリューション
「Virtual Sites」は、『バーチャルとリアルのノウハウを統合したソリューション』を提供します。CG/バーチャルライブの冬寂、テクニカルディレクションのBASSDRUM、アートディレクション・デ ザインのカイブツ、リアルイベントの制作プロデュースのアンテナ、新たな領域におけるPR ディレクションをおこなうthaw、統合プロデュースのRICNAS(CLIVER inc.)など、VR ライブ、リアルイベントやライブ双方で多数実績のある企業、スタッフなどが参画しており、さらなる多分野の参画メンバ ーも募集しています。
一例として、照明卓がバーチャル空間と連動する機能を開発実装されていたり、XRのカメラトラッキングのテクニカルスタッフによって、「リアルアーティストをバーチャルの空間に」「バーチャルアーティストをリアルな空間に」といったソリューションが可能になっていたりと、多分野にまたがるプロジェクトを得意としています。
「Virtual Sites」ではフルスクラッチでの制作や、技術的にチャレンジングな開発案件なども承りま す。
- Virtual Sites サービス概要
・バーチャルライブ・イベント、XR ライブ・イベント、配信ライブ・イベントの制作およびプロデュース
・AR/XR コンテンツの制作・プロデュース ・
・付帯するプロモーション(動画、グラフィック、PR、出稿メディアなど)の制作およびプロデュース
・技術開発案件のテクニカル・コンテンツ制作
など
Virtual Sites 運営委員会 参画企業
-冬寂
-RICNAS
-カイブツ
-BASSDRUM
-アンテナ
-thaw
他
- Virtual Sites ワールドイメージ
イメージ1.V.ARENA(Vアリーナ)
コンサートが行われる大型ホールをイメージ。ライブイベント、ゲームイベントなど、用途には無
限の可能性があります。
※動画イメージ https://youtu.be/zav2Dia-6R0
※配信プラットフォームに合わせて調整が必要になります。
イメージ2. NEO EDO CASTLE(ネオ・江戸城)
大都市江戸のシンボルをオマージュし、古(いにしえ)と未来が融合した空間で、新感覚のパフォーマンスを楽しめる空間となっています。
※動画イメージ:https://youtu.be/nnEOUdFKkBc
※配信プラットフォームに合わせて調整が必要になります。
イメージ3. V.SCHOOL(V 学園)
バーチャル空間に学校を再現し、リアルな学校ではできないアオハルなイベントを実施できる空間を再現しております。
※動画イメージ https://youtu.be/KKiISn_uNcw
※配信プラットフォームに合わせて調整が必要になります。
- 運営チーム コメント
コロナ禍において、リアルイベントの代替としてのVRイベントや配信ライブの需要がでてきました。きっかけは、VRライブやイベント案件を手掛けていく中で、コロナ禍以前に実施した幕張メッセでのVTuberライブのことがフラッシュバックしたことでした。
デジタルコンテンツの制作リソースに閉じることなく、リアルなイベントの実施・演出ノウハウを取り入れてリンクさせることで、既存のVRコンテンツとは違うものが作れるのではないか。
リアルなイベントのノウハウと、バーチャルならではの演出をミックスして、“ハイブリッド”なコンテンツを提供していく。そんなコンセプトで「Virtual Sites」を構想しました。
VRやXRは、インフラやデバイス環境がまだまだ発展途上です。特にバーチャルイベントのような多数の同時接続が必要なコンテンツは本当に初期段階ですが、スマートフォンやSNSが世の中に出始めたころに似た空気を感じています。
ポストコロナになり、リアルイベントが元通り行えるようになった後も、世界中の人が参加者になりえるイベントができるVR、XRコンテンツは、一つの新たなエンターテイメントやコミュニケーションの形として歩んでいくと考えています。
「Virtual Sites」は“オープンに”、様々な分野の方々と一緒になって、VR・XR・ARシーンを盛り上げていきたいと考えております。